若武者奮起3発でACL快勝 初投稿です

 リーグ戦で5連敗を喫しているもやもやを普段、出場機会にあまり恵まれず、出番に飢えていた紫の戦士たちが、豪州の地で勝利を手繰り寄せた。松本泰志、皆川佑介、森島司の3人が、ルーキーを広島で迎えた彼らの“初づくし”で渡大生選手の初のお子さん誕生を祝うおめでたゴール。どの得点シーンを振り返ってみても、喜びを爆発させてチームメイトに駆け寄る姿が印象的だった。とくにゴールとアシストを記録し、全得点に絡んだ大車輪の活躍を見せた森島は“大本営”でゴールに対する意欲を見せていただけに、本人もさぞかし喜ばしいだろう。

 チームとしては、ACLでは勝てている。前のACLホーム広州恒大戦を白星で飾った直後にリーグ戦で完敗してしまった。この勝ちをどう次に生かすか。どうすればサンフレッチェが波に乗ってくるのか。この難題がチームに降りかかる。しかし、強くなるために、必ず導き出さなくてはならないもので、その答えは勝利という形で僕らに歓喜を与えてくれる。熱気と生暖かい風に包まれ始めた広島と異なり、寒さをまとうメルボルンでのACLならではの気候との勝負でもあった。そんな中、ベンチの最前で声を張り、チームを鼓舞していた指揮官とともに熱くなれるような夏を待ち望んでいる。