我々はソロ充ナリ

 この春に大学へ進学した筆者は、悲しいかな大学では孤立をする節があり、俗に言う「ぼっち」という形態に属するのである。4月から3ヶ月近く、休んでしまったら講義の内容が汲み取れないので、体を休ませながら顔を出していた。一昨日、カープサンフレッチェも無かったので、カラオケで“ヒトカラ”に挑戦し、浜田省吾尾崎豊、echoesや松任谷由実といった類の音楽をそわそわしながら、歌っていた。「ぼっち」というより、「ソロ充」とでも呼んででほしいー。日が変わって今日は、語学の講義でペアを作るように言われたのだが、3ヶ月もすれば大体の人間関係がデキあがっていることは想像に難くない。ペアを作れるはずもなく、俯きかげんで立ちすくんでいた。誰も助けてはくれない。来週は、どうやら英語の歌を披露するためのグループ分けをするらしいのだが、どこに混ざるという目処も立っておらず、1人取り残される状況がありありと浮かんでくる。情けなく、醜い大学生活は、私ひとりでどうすることもできぬものである。

 さて、本日の広島東洋カープ。エース大瀬良が、崩れる誤算で、はちゃめちゃなリーグ再開の初戦となった。この記事を書いているのは、8回だけれど、中村祐太の5失点は堪えるし、中継を観戦する気力が失せている。更に、ようやっと飛び出す長打が、ソロ本塁打では勝てるはずがない。ただ、1番スタメンに抜擢された髙橋大樹、7番サードで出場したメヒアの一発は、二軍で結果を残し、一軍での出場に飢えていた彼らにとってもファンからしても唯一の希望ではないか。しかし、横浜Denaに負けると腹が立つ。とくに今日はフルボッコ。横浜Denaファンを気持ちよくさせておく訳にはいかない。意地を見せろや、広島東洋。こんなことを言っているから、私が「ソロ充」から抜け出せないのかもしれない。人生、何が楽しいのだろうか。