熊敗れ、鯉首位落ち

 まず、ACLのラウンド16の1戦目をアウェイで戦ったサンフレッチェ広島から。先週金曜日のリーグ戦からハイネルを除くスタメン選手全員が連続してスタメンに抜擢。金曜日に良い試合をしていたため、ワクワクしていたが、疲労もあったためか、前半からパスのミスや判断が悪い場面が目立ち、失点を許す前半戦に。後半はやや守備面で粗さが出てしまい、終了間際にボランチ稲垣祥が2枚目のイエローカードで退場。運動量が求められる中で連戦の中、よく頑張っていると思う。それ故、微妙な判定での退場劇に不満が募る。しかし、サンフレッチェ広島ACLになると退場者が出るのだろうか。2014年の水本裕貴にしても、今日の稲垣にしても。試合全体を通して思ったことは、動きに今ひとつ躍動感を感じられなかったこと、パトリックをもっと活用して欲しかったこと(前半からチグハグな攻撃であった)である。城福浩監督の決めたメンバーが全てではあるが、控えに回る選手のアグレッシブな動きも見てみたかったという思いがある。

 だが、まだホームでの試合が残っており、アウェイでの試合かつ数的不利の中でも失点を「1」で抑えたと無理矢理ポジティブに捉えることはできる。次の試合での巻き返しに期待するしかない。

 広島東洋、どうしようもない。やはり、4番鈴木誠也に頼りすぎて、彼が当たらなくなると、攻撃に光が閉ざされる感じがある。そして毎度のごとく、田中広輔の打席、中崎翔太の投球に憤激してしまう自分が居る。私は、カープファンなのだろうか。春先の大型連敗、交流戦のぶっちぎり最下位。そう考えるとよく首位に立っていたと思う。負けたときこそ、ポジティブに無理矢理考えることが、大事だと野球とサッカーに教わった1日だった。根がネガティブなので、負けた日は結構満足のいく文章になるのは、内緒である。